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さて、今回のテーマは、「劣勢の時の考え方」についてのお話です。

このブログを読んでいる方なら、「どんな時でもプラス思考で考えるほうがうまくいく」ということは、しっかり理解されていると思います。

でも、仕事がうまくいかなかったり、人間関係に悩んでいるときは、なかなかプラス思考になれないという思いもあるのではないでしょうか?

実際、うまくいかない時は、自信を失いやすいですし、身体も疲れやすく、集中力が欠けてしまいます。
結果として、失敗がさらに重なりがちです。

そうなると、
「自分はダメだ…」

そう考えてしまい、完全に負のスパイラルに飲み込まれます。

私も昔はこのスパイラルに何度もハマり、苦しい思いをしてきました。
最近は、そういう状態に陥ることは少なくなりましたが、過去には悩み抜いたこともあります。

劣勢の時に、なんとかプラス思考で自信を保ちたいと思っていても、これはなかなか難しいんですよね…

この難しいことをやろうとして、うまくいかずさらに落ち込む…
というのも、負のスパイラルの一部です。

では、どうすればこの状況を脱することができるのか?
私が意識していたのは「劣勢時にはパフォーマンスが下がる」という前提をまず受け入れることです。

人間ですから調子の波は誰でもあります。
そして、結果が出ていない時に「絶好調で行こう!!」というのは現実的ではありません。

こういう時に、「調子がいい時と同じ結果」を求めると、当然うまくいかず、余計に自信を失います。
だからこそ、「今の自分」の中でできる最善の行動を選択することが重要です。

この「調子が悪い自分」を認めつつ、その中で小さな勝利を積み重ねていく。
これが大事だと私は思っています。

また、劣勢に追い込まれる原因は、殆どの場合「現在の行動」ではなく、半年前や1年前、あるいはそれ以前の行動の結果であることが多いです。

たいていのことは、起こるべくして起こるのです。
ですから、対策を先延ばしにしたツケが回ってきたと考えるほうが健全だと私は思っています。

もし原因が「過去の行動」にあるのならば、「現在の行動」を改善しても、すぐに結果は変わりません。
だから、「現在の行動」を改めつつ、しばらくは「過去の報い」を受け続ける覚悟が必要です。

そして、この苦しい期間が続く中で、「努力が報われない」と感じることもあるかもしれません。

でも「現在の行動」は、すぐに結果にでるのではなく、半年後や1年後、あるいはもっと先の未来に「良い結果」として現れます。

これを信じて行動できる人だけが、より良い未来を切り開いていけるのだと私は思います。

今回のテーマは「劣勢のときの考え方」でしたが、それ以上に大切なのは、そもそも劣勢に追い込まれないようにすることです。

「事前の一手は、事後の百手に勝る。」

この言葉を胸に刻み、事前対応を怠らないようにしていきたいですね。

アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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