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さて、今回のテーマは「悲観論と賢さ」について

誰の言葉だったか忘れてしまいましたが、どこかで、「悲観論は賢く見える」という言葉を聞いて、その通りだと思いました。

たしかに、悲観論者は賢く見えますね。
楽観的に甘く考えてる人に、鋭く切り込んで甘さや弱点を指摘する。
そんな賢い人のイメージを持っている人は少なくないと思います。

でも、その賢くみえる言動が、本当に賢いわけではないことも多いように思います。

基本的にうまくいく方法を見つけるより、うまくいかない方法を見つけるほうが簡単なので、説得力のある材料を見つけやすいとは思います。

だから、悲観論者の発言は説得力があり、まともな意見に聞こえます。

もちろん問題提起をすることは、大切です。
でも、その課題に対して解決策を考えず、ただ悲観論を述べるだけなら、あまり役にも立たないように思います。

うまくいく人は、いろいろな悪条件を認識しながらも、それを乗り越えるために知恵を絞って、行動をします。
どう考えても、その方が賢いのではないでしょうか?

例えば、日本の未来に対して、悲観的な予測をすごい説得力で語る人は少なくありません。

その説得力に、「賢さ」や「頼もしさ」を感じる人も多いと思います。

でも、よく考えると、
「私は、これから貧乏で不幸になります!!」
という予測して、実際に予想通りになったときに
「やっぱり予測どおりだった!! 」
と誇らしげに語る人と、あんまり変わらないように感じます。

これって本当に賢いのでしょうか?

さて、ここからが本題です。

本当に賢い人は、将来の不安材料を踏まえたうえでそれを乗り越える為の行動を起こします。
とはいえ、そういう人は少数派です。

実際、逆境を乗り越える為に行動を起こすのは、負荷がかかりますし煩わしいことも多いです。

だから、多くの人は悲観論を唱える人を支持する方が楽なのですよね。

人間は易きに流れやすいので、もっともらしい理由のついた「言い訳」を受け入れ、下降していくことを正当化してしまいます。

でも、それしていると、自分の未来に自信が持てませんので、その未来から逆算される「今」もつまらないものになってしまいます。

だから、もし自分が悲観論者に心を惹かれやすいタイプだとしたら、もう一度、「自分を不幸に導く人」を支持していないかを考えるといいのかもしれません。

それと、少し話は逸れますが、世間における多数派の意見は多数派ゆえに「正しい」と思いがちです。

でも、実際には誤った思い込みをしていることって相当多いと思ったほうがいいのかもしれません。

昔から、なんとなくそう思っていましたが、
数年前に読んだ、ビル・ゲイツ氏やバラク・オバマ元大統領も絶賛している
世界的なベストセラー 名著「ファクトフルネス」からすごく納得できる知識を得ました。
(※分厚く少し読みにくい本かもしれませんが、「間違った思い込み」から少しでも開放されるように、一読することをお薦めします。)

大雑把に説明すると、著名人や専門家も含め、多くの人が思い込んでいることは、実際のデータと大きくかけ離れていることが多いので、正確な事実に目をむけることが大事ということです。

例えば、データで見れば世界は全体的にかなり良くなっているといえるのに、多くの人はどんどん悪くなっていると思い込んでる。

世界の過去のデータで見れば、良いことも悪いことも直線的に進んでいくことはないが、多くの人は現状が悪い場合は、この先も直線的に悪くなってくような感覚に陥る。逆に良いことも直線的にずっと良いというわけでもない。

著名人や専門家であっても、こういった思い込みで誤った事実を捉えていることは多いということをしっかりと認識し、できるだけ思い込みに捕らわれない情報の受け取り方をしたいですね。

その上で、現実から目をそらさず、明るい未来になるための試行錯誤と行動を続けていきたいと思います。

アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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