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気がつけばもう9月も終わりですね。
仕事に追われバタバタしているうちに、趣味の登山ができないまま、北アルプスの登山シーズンが終わってしまったことを少しさみしく感じます…(笑)
山には登れてはいませんが、せっかくなので今回は登山のお話です。
登山中に疲れてクタクタになっている状態でも、山頂が見えた時に一気に足が軽くなるという経験はありますか?
本格的な登山をしたことがなくても、このような経験をしている人は多いのではないでしょうか?
実際、険しい山であれば、途中でリタイアすることもありますが、頂上の直前でリタイアする人はほとんどいないですよね。
脚力や体力は変わらないはずなのに、頂上が見えた途端に、一歩一歩の足取りは確実に強くなります。
この話のポイントは、自分の能力は同じなのに、
「あと少し頑張れば望む結果が手に入る」という状況になると、自然と力を出せるということです。
目標が見えないときは、なんとなく前に進むだけ。
でも、目標が明確になれば、自然に力がみなぎります。
まさに、これが「目標」の力ですね。
特に、目標を意識していなくても、
「あと少し頑張れば望む結果が手に入る」という状況は、自然に「明確な目標」が確立されますので、
あえて頑張ろうと思わなくても、自然と力が発揮できるというわけです。
さて、ここからが本題です。
成果を出すために、
「もっと頑張らないといけない」
「もっと能力を高めないといけない」
こんなふうに考えている人も多いと思いますが、
実は、適切な目標を設定し、「自然と力を発揮できる状況」をつくるほうが、圧倒的に楽だったりします。
ただ、登山のようには、ゴールが明確な場合は目標設定がしやすいのですが、
日頃の生活や仕事をしている中では、登山ほどゴールが明確になっていない事が多く、うまく目標設定していないと「目標設定の力」を活用することはできません。
目標が大切という言葉は、ほとんどの人が知っていると思います。でも、実際に「目標」の力を実感し、効果的に活用できている人は、それほど多くない気がします。
どちらかというと、目標は会社から与えられる「ノルマ」みたいなもので、
自然と力が出るというよりも、「義務感」や「やらされ感」から、嫌々やりきるといったイメージのほうが優勢なのかもしれません。
やはり、誰かに与えられた目標は義務感になりやすいので、本当の意味での目標にはならないのだと私は思います。
仕事でもプライベートでも同じことが言えますが、「何を求めているか?」が明確になれば、あとはそれに向かってのステップをイメージできれば、それが自然に目標になっていきます。
登山では、すでに山頂は決まっており、誰かが「5合目」とか「8合目」などの看板をかけてくれています。
それを、自分の人生に置き換えるなら、自分で山頂を設定し、「●合目」の看板を自分でかける作業をする。
これが目標設定ですよね。
そして、仕事だと目標というと売上目標などの数値目標を掲げることが多いですが、
個人的には数値目標よりも、
「いつまでに●●をする」といった
行動目標を設定するほうが、物事を前進させている感じがするので、私は、ワクワク感を感じやすいと思っています。
私も、もちろん仕事をする上で売上等の数値を意識していますが、それ以上に「顧客やメンバーの為に何ができるか?」を考えるほうが、楽しいですしワクワクします。
そして、自分の行動は、自分のコントロール下にありますので、適正レベルの目標設定がしやすいです。
目標を適度に細かくして、
「山頂まで、あと少し!!」という感覚みたいに力が湧くポイントをたくさんつくることが、人生を楽しくするコツだと私は思います。
これからも、人生という長い登山道を、楽しみながら一歩一歩進んでいこうと思います。
アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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