いつもアイ・スマイル社会保険労務士法人(愛知県名古屋市)のホームページ&ブログページをご覧頂きありがとうございます。社労士の江崎です。
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さて、今回のテーマは問題解決についてです。
私は、週末にランニングをする習慣があり、その時に使うシューズの底が随分すり減ってきましたので、新しいランニングシューズを買うことにしました。
普段は、スポーツ用品店でランニングシューズを購入するのですが、適切なサイズのランニングシューズがなかったので、近くの普通の靴屋さんにも寄ってみました。
そのときの店員さんとの会話です。
私 「ランニングシューズはどこにありますか?」
店員さん 「ランニングシューズはこのコーナーにあります。」
私 「ありがとうございます。僕は、足のサイズの割に横幅が広いので、通常サイズの靴を履くと足が痛くなってしまいます。幅広の靴はどれになりますか?」
店員さん 「そうでしたか。それでしたら、ランニングシューズは幅が狭いものが多いので、ウォーキングシューズにしてみてはどうでしょうか?」
私 「ランニングをするのに、ランニングシューズもウォーキングシューズも、あまり変わらないということですか?」
店員さん 「いえ、すみません。ランニングをするならランニングシューズのほうがいいです…(笑)」
私 「ですよね…(笑)」
この店員さんは、とても感じがよい人でしたし、親切な人だったので全然嫌な気持ちになったわけではありません。
実際、私の「幅が狭いと足が痛くなる」という問題を解消しようとしてウォーキングシューズを提案してくれたのだと思います。
ただ、この店員さんの提案をそのまま受け入れていたら、ランニングシューズを買いに行ったはずなのに、ウォーキングシューズを買うという残念な状況になってしまいます。
たしかに、私は「ランニングをするためにランニングシューズを探している」と明確には伝えていませんでしたが、わざわざランニングシューズを探しているわけなので、「ランニングに適した靴」という前提を踏まえて提案をするか、せめて使用目的を再確認してほしかったなと思いました。
さて、ここからが本題です。
こういった状況は、普段の私達の仕事や私生活でも、意外と多く発生しているように思います。
「新しいランニングシューズを手に入れる必要があり、その際に足が痛くならない靴がほしい」という場面で、「足が痛くならない」という問題解決に気をとられている内に、本来の目的を忘れてしまう。
こういう事が日常の中で起きていませんでしょうか?
問題解決が苦手な人は、解決案が出せないというよりも、そもそも目的がズレてしまいやすいのかもしれません。
このような状況だと、どれだけ真剣に問題解決について考えても、やっぱり的外れな解決策になってしまいます。
これでは仕事も、プライベートもなかなかうまくいきませんよね。
この問題を解消するためには、いつも「その目的は何か?」を考え、その目的をしっかりと握り続ける事が大切です。
私にとって人生のバイブルである「七つの習慣(スティーブン・R・コヴィー著)」に書いてある
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
まさに、これが重要であり、これが習慣化できている人は自然と人生がうまくいくように思います。
長期的なことも、短期的なことも、常に「その目的は何か?」を考え、そこからブレることのない行動をとっていきたいですね。
購入したシューズをバックに詰め込みながら、そんなことを思いました。
アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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