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さて、今回のテーマは「信じる力」です。
今週も前々回に続き、営業マン時代のエピソードをお話ししたいと思います。
以前もお伝えしましたが、私のキャリアのスタートは浄水器の訪問販売でした。
今、振り返ると本当に厳しい会社でした。
精神的にも体力的にも強さが求められる環境でしたし、
結果が全てと言ってもいい世界でしたので、成長を求める人にとっては最高の環境だったとも言えます。
そんな中で、私は比較的早い段階で成果を出すことができましたが、
ある時期、大きなスランプに陥りました。
数字が全く上がらないのです…
焦れば焦るほど結果は出ません。
私は、基本的にメンタルが強い方だとは思いますが、
この時は、足には帯状疱疹が大量に出てしまうほど、かなり追い込まれていました。
そんな状態が3週間ほど続いたときに、社長が突然私に向かって怒鳴りました。
「てめえ、手抜いてんじゃねぇ!!」
私は、成果を出せていない以上、
怒鳴られることも覚悟していましたし、言い訳するつもりもありませんでした。
実際、過去には手を抜いて成績が落ちることもありました。
でも、この時期は、本当に必死だったのでとても悔しく、
私は初めて社長に口答えをしました。
「結果が出ていないことに言い訳をするつもりはありません。
ただ、手を抜いているかと言われれば、手は抜いていません。
悔しいですが、これが今の私の実力です。」
すると社長はさらに怒鳴りました。
「てめえ、手を抜いてない?
うちの会社で最短で昇格したのは誰や?
最高売上記録を持っとるのは誰や?
連続オーダー記録を持っとるのは誰や?
お客さんに何回断られても、俺にどれだけ怒鳴られても、
お前は、一度も下を向かずに、闘志を燃やしとるやんけ。
そのタフなお前が、本気出して負けるなんてことがあるんか?
お前がお前の事をどう思っとるか知らんけどなぁ。
お前の敗北は、俺が認めん。」
恐ろしいほどの、大怒声。
でも、その内容は優しさと愛情に包まれていました。
私は、その言葉を聞いて涙が出そうになりました。
その時、私自身は、自分の事を信じられなくなっていたのに、
社長は、私を揺るぎなく信じてくれていました。
あの瞬間は、今でも鮮明に覚えています。
社長が、私に贈ってくれた最大限のエール。
この言葉は、今も胸に刻まれています。
出来すぎた話ですが、
その翌日、私はスランプから抜け出し、再び結果を出すことができました。
私は、今でも、ピンチになると、あの時の言葉を噛み締めます。
「お前の敗北は、俺が認めん。」
そう。私の人生に、敗北は認められていないのです。
この言葉に、私は何度も助けられてきました。
社長が、私の人生に大きな影響を与えてくれたように、
私も、ウチのメンバーにとって、そういう影響を与えられる人間になりたいと思っています。
社長が私を信じてくれたように、
今度は私がメンバーを信じる側になりたい。
そんなことを最近よく考えます。
今回の気付きが、皆さんのチームづくりや人材育成を考える、小さなヒントになれば嬉しいです。
アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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