いつもアイ・スマイル社会保険労務士法人(愛知県名古屋市)のホームページブログページをご覧頂きありがとうございます。社労士の江崎です。

4月も気がつけば、中旬ですね。
この時期は、業務量が多いので仕事に追われてしまっています…(笑)

さて、今回は問題解決についてのお話です。

仕事でもプライベートでも問題や困った事は、常に起こりますよね。
その時に、問題解決に立ち向かう人と、先延ばしにして問題解決に向かわない人がいます。

多くの場合、問題を先送りにしたとしても、周りの誰かが問題を解決してくれたり、時間の経過とともに問題が小さくなり、緊急性がなくなったりして、その人の人生が破滅するような事はありません。

だから、問題を先送りにしても、なんとかなります。そういう生き方をしている人も少なくないと思います。
でも、そういう人は同じ事でずっと悩み続け、停滞感を感じながら生きているように見えます。

一方で、問題に対して真摯に向き合い続ける人は、時間の経過とともに問題解決力が高まっていきますし、目の前の問題を解決しながら前に進むので、仕事の質も人生の質も高くなります。

だから、豊かな人生を求めるならば、目の前の問題と真摯に向き合うことが大事です。

とはいえ、問題の解決方法がわからないから困っているわけなので、問題解決力を高める考え方を学ぶ必要があります。

問題解決力というと幅が広過ぎて、一記事では書ききれませんが、まずは、仮説力を高める習慣に焦点をあててみようと思います。

まず問題の原因を考える時に、原因を特定する為の情報が揃っていない事って多いと思います。

この時に、仮説力が高い人は、その仮説に基づいて必要な情報収集していきますので、見当外れな確認作業がない分、スピードが早くなります。

また、その仮説が間違っている事も念頭において、常に確認をとっていくので、その仮説が間違っていたとしても、修正も早くなります。

仮説と検証を繰り返し、より精度の高い仮説を立てる事で、問題解決に向けて何をやるべきか明確になるという事ですね。

逆に仮説の精度が低い人は、向かうべき方向がわからなかったり、間違っていたりするので、なかなか問題解決までの道筋をつけられず、迷走し頓挫する事が多いように思います。

では、この仮説力の差は何かというと、「検証」の経験値の差ではないかと私は思っています。

検証をしない人は、誤りを誤りと気がつく事ができませんので、頭の中の予測システムが修正されませんし、場合によっては「思い込み」が強化されてしまうこともあります。

最初の出発点である「多分~だろう。」という予測に対し、例え根拠不足だったとしても、その予測が当たる事は、少なくありません。

この時に検証しない人は、この時に「ほら、やっぱり当たった!!」と考え、それを成功体験として捉えてしまいます。

でも本当に大切なのは、「当たる」とか「外れる」という事ではありませんよね。

・根拠不足の不完全な予測であることを、自覚できているのか?
・根拠不足を解消する為に、どんな確認が必要なのか?
・もし予測が外れるならば、どんなパターンが考えられるか?
・予測が当たっていたとしても、その根拠になる考え方が正しかったのか? 等々

仮説の精度が高まる考え方をして、「答え合わせ」をする。
これを繰り返しながら、自身の予測システムを強化・改善させていく事が大切です。

これは、大きな問題だけでなく、日常の些細な出来事にも同じ事が言えます。

例えば、

①会話の中で相手が不機嫌になった
②自分の「さっきの言葉」が原因だと思う。
③今後、その言葉を使わないように気をつける。

「自分の言葉によって相手を不機嫌にさせた」という仮説に基づいて、反省をする。
これは正しいかもしれませんし、正しくないのかもしれません。

時間をおいて本人に確認すると、他の事で不機嫌になっていた事がわかったりする事もありますし、このような小さな思い込みの積み重ねによって、人間関係がギクシャクする事も結構あると思います。

大切なのは、検証をしようとする事だと私は思っています。

もちろん、いつでも「本当の事」がわかるとは限りません。
でも、検証をしようとし続ける事によって、確実に仮説力が強化されると私は考えています。

そして、検証をしないことによって、思い込みが強化される事に注意する必要があるとも思います。

あらゆる出来事の中で、仮説と検証を繰り返す事。
これが問題解決力を高める効果的なトレーニングだと思います。

私も日々、仮説力に磨きをかけて問題解決力を高めていこうと思います。

アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
メール:office@ais8.jp
Twitter:https://twitter.com/aismile_esaki
Instagram:https://www.instagram.com/tomoyaesaki/
(Twitter・Instagramにてブログ更新のお知らせをお伝えしています。)