いつもアイ・スマイル社会保険労務士法人(愛知県名古屋市)のホームページ&ブログページをご覧頂きありがとうございます。社労士の江崎です。
《※ブログ更新のお知らせを、X(旧Twitter)・Instagramにてお届けしています。ぜひフォローをお願いします!!
さて、今週のテーマは「認知の降伏」についてです。
先日、AIに関する記事を読んでいて、この言葉を知りました。
記事によると、AIが出した答えをそのまま信じ、自分で考えることまで手放してしまう状態を「認知の降伏」というそうです。
最近は、仕事においてもAIを活用する幅がかなり広がってきたと感じます。
調べものをする。
文章を整理する。
自分の考えを広げる。
以前であれば何時間もかかっていたことが、短い時間で進むようになりました。
それだけでなく、最近はAIエージェントが登場し、
実務利用できることも広がり、本当に便利になってきました。
ただ、便利だからこそ、少し怖いと感じることもあります。
AIの答えは、とても速く、きれいにまとまっています。
しかも、かなり自信があるように見えます。
忙しい時ほど、
「もう、これでいいか」
と、そのまま受け入れたくなることがあります。
でも、自分で判断したつもりでも、実際にはAIが出した答えを選んだだけ。
そんな状態になっていることもあるのかもしれません。
私たち社労士の仕事は、法律上の答えを出せば終わりというわけではありません。
同じ問題であっても、会社の状況によって対応は変わります。
何を大切にしたいのか。
誰に、どのように伝えるのか。
どんな組織を目指しているのか。
そこまで考えて、初めてその会社に合った答えになるのだと思います。
AIは、考えるための材料をたくさん出してくれます。
ただ、何を大切にするのか。
そして、どの道を選ぶのか。
そこは、自分で考える必要があります。
一方で、AIの進化には、とても大きな可能性も感じています。
下調べや資料整理にかかる時間が短くなれば、
その分、お客様の話を丁寧に聴くことができます。
その会社の背景を知る。
相手の気持ちを考える。
本当に解決すべき問題は何なのかを考える。
そうした、人が本来向き合うべき仕事に、より多くの時間を使えるようになります。
それは、とても良い変化だと思います。
ただ、この「認知の降伏」という問題は、おそらく表面化すると思いますし、
多くの人の思考力を奪ってしまうだろうと私は予測しています。
だからこそ、
AIを「考えてもらうため」に使うのではなく、「考えるため」に使いたい。
その違いは、大きいように感じます。
便利なものに囲まれるほど、自分で考える時間は意識してつくらなければ減ってしまいます。
本を要約で済ませず、時には一冊を最後まで読む。
分からないところで立ち止まる。
人と話して、自分とは違う考えに触れる。
そして、こうしてブログを書くことも、私にとっては自分の考えを確かめる時間になっています。
AIが整えた文章をそのまま使うのではなく、
「私は本当にそう思っているのか」
と、最後は自分に問い直す。
この作業は、これからますます大切になるのかもしれません。
AIがどれだけ賢くなったとしても、私が何を大切にしたいのかまで決めてくれるわけではありません。
そこは、手放してはいけない部分なのだと思います。
AIを、考えるために使っているのか。
それとも、考えなくて済むように使っているのか。
私自身も、時々立ち止まって確認していきたいと思います。
今回の気付きが、AIやテクノロジーとの向き合い方を考える、小さなヒントになれば嬉しいです。
アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
メール:office@ais8.jp
X(旧Twitter):https://twitter.com/aismile_esaki
Instagram:https://www.instagram.com/tomoyaesaki/

