本質を見極める～仕事選びのコツ～

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さて、今回のテーマは「本質」です。

多くの人にとって、一日の大半を占めるのは仕事の時間です。
そのため、仕事に「楽しさ」や「やりがい」を感じられるかどうかは、人生全体の幸福度に大きな影響を与えます。

しかし、実際には「仕事が楽しくない。」　「やりがいを感じない」という人も多いのではないでしょうか？

仕事を生活の為と割り切り、嫌々こなしていると、毎日のストレスは増すばかりです。

そして、そのモチベーションでは良い仕事はできず、結果として周囲からの評価も得られず、給与もなかなか上がらない…
そんな悪循環に陥ってしまいがちです。

こういった状況に陥る原因はさまざまですが、私は「職業や会社の選び方」に問題があるケースが多いと感じます。

現在の採用市場は競争が激しく、求人情報には魅力的なアピールが溢れています。

・初任給が高い
・エントランスや休憩室がきれい
・ユニークな福利厚生がある　など

確かに、こうした要素は魅力的ですし、企業選びの際に惹かれるポイントにもなります。

しかし、これらの要素は仕事の「楽しさ」や「やりがい」の本質ではありません。
本質ではない要素を重視して会社を選べば、当然ミスマッチが起こりやすくなります。

・初任給より、長期的にスキルを磨くことができ、付加価値を高められる環境であることのほうが重要。
・美しいオフィスより、会社の理念や方向性が自分と合っているかのほうが重要。
・派手な福利厚生よりも、上司や同僚との相性が良く、居心地よく働けるかのほうが重要。

これらのことは、当たり前のことですが、実際に本質的なことを「最優先事項」として判断基準にしていない人って結構多いように感じます。

これは、職場選びに限った話ではありません。

人生の大切な選択の場面で、本質ではない要素に惑わされてしまうことは珍しくありません。

だからこそ、日頃から「自分が求めるものは何か？」を問い続けることが大切です。

そして、その「本質」を判断基準にして選択する習慣を身につけることが、より良い人生につながるのではないでしょうか？

私も、常に「本質」を見極め、それを軸として選択できる人間で在りたいと思います。

アイ・スマイル
社会保険労務士法人