いつもアイ・スマイル社会保険労務士法人(愛知県名古屋市)のホームページ&ブログページをご覧頂きありがとうございます。社労士の江崎です。
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先日、イスラエルとハマスの間で、6週間の停戦合意が成立したというニュースを目にし、とても喜ばしい気持ちになりました。
このまま恒久的な停戦に繋がることを心から願っています。
最近のニュースを見て、戦争の恐ろしさと悲しさを強く感じ、平和の大切さを深く実感します。
しかし、このニュースに関連して、バイデン現政権とトランプ次期政権のそれぞれが、「自陣営の手柄」だとアピールをし合っている報道をみて、少し複雑な気持ちになりました。
もちろん、大統領という立場上、限られた期間の中で成果をつくる必要があるのは理解できます。だから、実績アピールは自然なこととは思います。
ただ、戦争の停戦という世界全体にとって喜ばしい出来事について、「誰の手柄か?」を争うよりも、より良い未来を示す姿勢を見せてほしいと感じます。
さて、ここからが本題です。
この話は、私達の仕事においても、同じことが言えると思います。
リーダーが、「組織の最善」よりも、「自分の手柄」や「プライド」を優先して意思決定をしてしまうということも少なくありません。
その結果、一見するとリーダーが手柄を立てているように見えて、実際には組織全体に損失をもたらしているという場合もあるように思います。
例えば、リーダーが「自分の手柄を立てる」という判断基準で行動し、自らが「100の成果」をつくったとします。
当然、その成果は称賛されますし評価もされます。
でも、もしその任務を最適な人材に任せていれば、「200の成果」をつくれたかもしれないとしたらどうでしょうか?
このリーダーが生み出した「100の成果」は、実は組織全体としては「100の損失」だったことになります。
このような状況が続けば、組織全体の成長が難しくなるのは当然と言えます。
ただし、現実にはこの例え話ほどわかりやすく数値化できませんし、自分の意思決定が組織全体にどのような影響を及ぼしているのか自覚できないことも多いので、この問題は難しいところです。
人間は何も意識していないと、「組織全体の利益」より「自分の利益」や「プライド」を判断基準にしてしまいがちです。
だからこそ、私もリーダーとして意思決定をするときは、「組織全体にとっての最善とは何か?」を意識するように努めています。
もちろん、どんな場面でも絶対的な正解はありませんし、選択を誤ることもあると思います。
しかし、目的やビジョンを明確に持ち、それを基準に判断するリーダーと、何も意識せず自分の利益やプライドを判断基準としているリーダーでは、最終的な結果が大きく異なると私は思っています。
だからこそ、リーダーの「人間力」や「器」が求められます。
これを磨き続けなければ組織の発展はありません。
私自身も、自分の手柄とかプライドに心を引っ張られそうになったときは、己の「器の小ささ」を戒め、軌道修正をはかっていこうと思います。
アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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