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さて、今回のテーマは環境と習慣についてです。

皆さんは継続的に運動をしていますか?私は週末にランニングをする習慣があります。

いつも走るランニングコースは川沿いの小道で、緑や川の景色を見ながら走れるので、とても気持ちがよいです。途中で信号がないため、ノンストップで約11kmを走れる点が気に入っており、この10年ほどずっとこのコースを走っています。

ある日、いつものランニングコースの折り返し地点から約1.5km手前で工事のためその先が立ち入り禁止になっていたので、そこで折り返すことになり、走る距離が約3km短くなりました。

その頃、仕事が忙しく疲れが溜まっている時期だったこともあり、新しいランニングコースを考えるのも煩わしく、すぐに工事が終わりそうな雰囲気だったので、とりあえず工事が終わるまでは、その約8kmの短縮コースを走ることにしました。

そして、気がつけば、そのまま4ヶ月以上が経っていました…

全く意識していませんでしたが、4ヶ月もの期間にわたって運動量が減っていたので、やはり体力は低下していますね。

つい先日、工事が終了し、11kmコースを再び走れるようになりましたが、10年以上当たり前に走っていたコースがかなりきつく感じるようになっており、習慣の変化が体力に与える影響を実感しました。

さて、ここからが本題です。

ランニングは完全に習慣化しているので、走りに行くのが億劫に感じることはありませんし、サボりたいという気持ちも一切なかったものの、道路工事という外部環境の変化によって、いつのまにか習慣が変わり、体力の低下に繋がってしまったわけです。

環境の影響は本当に大きいと改めて感じました。だから、習慣を作る時は、自分の意志を維持する仕組み以上に「環境を整える」ことが非常に効果的であると感じます。

例えば、過去の私は身体が固くストレッチの必要性を強く感じていましたが、全然習慣化できませんでした。でも、5年ほど前(正確な時期は忘れましたが…)から、朝起きたら息子と一緒にストレッチをして、お昼になると職場のみんなでラジオ体操をするという環境になったので、日常生活に自然とストレッチが組み込まれるようになりました。

また、1年半ほど前から、毎週土曜の早朝に士業経営の勉強会に参加させてもらうようになり、私から見れば、すでに圧倒的な成果を出している士業経営者の方々が、土曜日の早朝から学びを継続している姿を目の当たりにし、良い会社にするために、「勉強するのは当たり前」という考え方を自然にできる環境を作ってもらっています。

もし、これが真逆の環境だったらどうでしょうか?
例えば、酒や煙草を大量に摂取し、いつも夜遊びをして朝寝坊するのが当たり前という人達に囲まれて、「勉強なんて無意味」という考え方が自然になってしまう環境にいれば、さすがに今の健康習慣や勉強習慣を維持するのは難しいです。

基本的には、個人の意志力よりも「環境が持っている影響力」のほうが強いと考えるべきだと私は思います。

だから、個人に強い意志がなくても、良い環境のおかげで自然とうまくいっている場合もありますし、本来は意志力が強い人でも、悪い環境に強烈に足を引っ張られてうまくいかない場合だってあります。

ここが重要なポイントなのですが、
たまたま、良い環境に恵まれればうまくいくし、悪い環境に入ってしまえばうまくいかないという「運」の要素は大きいです。

でも、サイコロの目によって左右される人生にするのではなくて、自ら環境を選択するというチャンスは残されており、そこに逆境を抜け出す活路があると考えています。

個人の能力や意志力を鍛える努力も大切ですが、それ以上に環境を整えることを優先する必要があります。

逆に、自分が置かれている環境がとても良い環境だと感じている人は、その環境を手放してはいけません。自分の実力と思っていたことも、実は環境の恩恵を強力に受けている場合もありますので、そういったことを冷静に判断する必要があります。

環境を選択し、人生を好転させること。これが本当に大切です。そして、その環境を良くしていく人でありたいと強く思います。

アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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