いつもアイ・スマイル社会保険労務士法人(愛知県名古屋市)のホームページブログページをご覧頂きありがとうございます。社労士の江崎です。

4月は、自然と気持ちが明るくなりますね。

さて先日、ニュース番組のワールドビジネスサテライトで、学び直しの為に、資格学校に入学する40代くらいの人が、増えていると報道されていました。

それだけ未来に危機感を感じる人が増えているとも言えますが、
私は「学び」が人生を豊かにすると思っているので、
学び直しを求める人が増えているという事実をとても嬉しく感じます。

私もまだまだ修行中ではありますが、
社労士試験に挑戦した事は、人生の大きな転換点だったと思っています。

そんなわけで、今回は「勉強」についてのお話です。

勉強や読書などをしなくても、
日々の実践の中で多くを学び、結果を出せる才能に溢れる人もいるかもしれませんが、私を含めて多くの普通の人にとって「勉強」は人生の質を上げる為の有効手段だと私は思っています。

ただ、実際に仕事をしながら勉強するのは大変ですし、
難関資格に挑戦するとなれば、相当な時間を使うことになるので、
その「労力」と「時間」をかける価値がある事を
しっかりと見極めて勉強する必要があると考えています。

たしかに資格勉強は、教材や情報などが充実しているので、目標にしやすいように思います。

しかし、その学びを自分の人生にどう役に立てるのかを、
しっかり腹に落としていないと、
仕事が忙しくなった時や、勉強が苦しくなった時に踏ん張りが効かなかったり、
仮に合格したとしても、その「労力」と「時間」に見合うリターンを得られないかもしれません。

七つの習慣(スティーブン・R・コヴィー著)」の
第2の習慣:終わりを思い描く事からはじめる。

この習慣は、本当に重要です。

「どんな勉強を、何の為にするのか?」という事を自分に問い、
自分の人生に、本当に必要とする事を勉強すれば、
勉強の継続が苦しくないし、その後の学びの果実をしっかり受け取ることができるように思います。

例えば、社労士試験を考えた時に、
社労士資格は、社労士を目指す人にとっては必要な資格です。
そして社労士は、面白い仕事なので、ぜひ目指すといいと思います。

ただ、社労士という仕事というよりも、
難易度や学習時間などから、目指す目標としてちょうど良いと考えて
勉強を始める人も少なくないのではないでしょうか?

私も、ちょうどいい難易度の資格だと思っていますので、
別にそれが悪いとは思いませんが、
こういう人こそ、資格取得のメリットをしっかりと考える必要があると思います。

実際、仕事力を高める事を目的にした場合、資格勉強ではなく、
自分に必要な事を、必要な深さで学ぶほうが効果的な事も多いです。

だから、本当に「資格勉強が必要なのか?」を考え、
その上で「資格勉強」に時間と労力をかける価値があると腹落ちさせて、
「資格勉強」に挑戦するといいのではないでしょうか?

そして実際、資格勉強から得るものは多く、
社労士試験は、開業や社労士事務所での勤務を目指さない人にも
挑戦する価値は十分にあると私は思っています。

私が社労士試験から、
資格と知識以外で得られた大きなメリットは、下記の5つです。

①勉強を継続する習慣が身についた。
②タイムマネジメントを意識したので、仕事の質が上がった。
③やればできるという自信がついた。
④読解力が向上し、読み違いが少なくなった。
⑤周りから、一定以上の学力があると認識してもらえるようになった。

特に、勉強をする習慣が身についた事が、一番のメリットだと私は思っています。
私は勉強の目的を、試験合格ではなく、「人生を豊かにする事」と設定しているので
「学び続ける習慣を身につける」という事が一番大事な事だと感じています。

だからこそ、私は仕事と勉強の両立をして頑張る事のメリットは大きいと思っています。

勉強にのめり込んでくると、仕事を辞めたり、仕事を減らして
勉強に専念したいという衝動に駆られる事ってあると思います。
もちろん私もありました…(笑)

開業を目指している等、早く資格取得する必要がある場合は、
仕事を辞めて、短期決戦で勝負を決めるという選択もいいと思います。

でも、仕事の質を高める為に勉強をしているのなら、
資格取得後も、勉強を継続し続ける必要がありますよね。

人生は長期戦なので、仕事をしながら、コツコツ勉強してスキルを高めていく事がとても大切です。
逆に、それが出来ないのであれば、成長し続ける事って難しいのではないでしょうか?

勉強そのものが目的になってしまい、目の前の仕事を作業のように捉えてしまうと、
仕事からの「学び」が得られなくなり、逆に人生の質が下がってしまう可能性もあります。
これは本当にもったいない事です。

だから、通常の仕事をこなしながら、その生活に勉強習慣を取り込み、仕事や生活の質を上げていく事が大事だと私は考えています。

あまり無理をし過ぎず、少しずつ勉強を習慣化していくこと。
勉強を、一時的な苦労として捉えるのではなく、「人生を良くするための大切な習慣」として生活に組み込み、コツコツと継続を続けたいと、私は考えています。

アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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