いつもアイ・スマイル社会保険労務士法人(愛知県名古屋市)のホームページブログページをご覧頂きありがとうございます。社労士の江崎です。

寒い日が続きますね。

私は寒さに弱いので、この時期は私生活においての行動力が半減してしまいます…(笑)
子供たちの為にも、寒さに負けず、外で遊ぶ事を心がけていこうと思います。

さて今回は、「相談」についてのお話です。

一人で物事を考えていると、煮詰まったり、盲点に気が付かなかったりしてしまうので、やっぱり誰かに相談するということは、とても大切だと思います。

その上で、さらに大切なのは「誰に相談するか?」という事ではないでしょうか?

過去の私もそうでしたので、その気持がよく分かるのですが、
うまくいかない人は、「相談するべき人」より、「相談しやすい人」に相談する事が多い気がします。

例えば、
仕事の生産性について相談するなら、
仕事の早い人に相談すべきですし、
人間関係について相談をするなら、
良好な人間関係を築けている人に
相談したほうが、問題が解決する可能性が高いです。

これは、当然の話ではありますが、
無意識のうちに「相談すべき人」よりも「相談しやすい人」に相談をしている事ってありませんでしょうか?

もちろん、その「相談しやすい人」が「相談すべき人」であれば一番いいのですが、現実には、なかなかそうなりません。

ここが重要なのですが、
基本的に、うまくいかない人は、「うまくいかない考え方」をしています。

そして、類は友を呼ぶので、
「相談しやすい相手」=「うまくいかない考え方」を共有している人である可能性は少なくありません。

うまくいかない人にとっては、「うまくいく考え方」より、「うまくいかない考え方」のほうが受け入れやすいので、自然に、こういった状況になりやすいように思います。
ややこしい言い方ですみません…(笑)

要するに、
うまくいかない人が無意識で相談相手を選ぶと

①自分に似た考え方をしている人に相談する。
②「うまくいかない考え方」に基づいた助言を受ける。
③自分に似た考え方なので、その助言を自然に受け入れる。
④結局、「うまくいかない考え方」なので問題は解決されず悩み続ける。

このパターンになる可能性が高いのではないでしょうか?

だから意識して、「相談すべき相手」を選ばないと、そこから抜け出せません。

とはいえ、「相談すべき相手」と、少し距離感があったりする場合は、
相談するのに、ちょっと気後れしてしまったりしますよね…
この気持ち、よくわかります。

さらに、うまくいかない人にとって、
「うまくいく考え方」に基づくアドバイスは、
自分の考えや行動を変える必要があったりしますので、
受け入れづらいところもあります。

でも、よく考えると、現在の考え方と行動の結果が
「うまくいっていない」わけなので、
考えや行動を変えるのは、当たり前なのです。

だから、気後れする事なく勇気をもって、「相談するべき相手」に相談するようにしたいですね。

それと、自分の周りにいる人からもらう影響は大きいので、
「相談するべき相手」になりうる人と、
日頃からなるべくたくさん関わりをもつと良いのかもしれませんね。

私自身も、年を重ねるごとに尊敬できる人が周りに増えてきたと感じるのと同時に、そういった方々から、強烈なプラスの影響をもらっていると感じます。

やっぱり、多少の気後れがあったとしても、勇気と誠意をもって自分から関わりを持とうとする姿勢が必要なのかなって思います。

それと、逆の立場として、
自分が苦手な分野について相談された場合も、気をつけなくてはいけませんね。

誰かに相談されるとやっぱり嬉しいですし、
その人の力になってあげたいと思いますから、精一杯の助言をしたくなります。

でも、その苦手分野において、自分は「うまくいかない考え方」をしている可能性が高いですよね…

だから、それを自覚して、その分野における適切な相談相手を紹介したり、失敗体験を伝えるなど、自分は「うまくいく方法を知らない」という事を前提とした助言をしてあげる必要があると感じます。

相談するときも、だれかの相談に乗るときも、
このような事を意識して、「相談」の効果を高めていきたいと考えています。

アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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Twitter:https://twitter.com/aismile_esaki
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