いつもアイ・スマイル社会保険労務士法人(愛知県名古屋市)のホームページブログページをご覧頂きありがとうございます。社労士の江崎です。

新型コロナウイルス オミクロン株の感染の勢いがすごいですね。
こういう時期こそ、日常習慣や食事に気をつけて、高い免疫力をキープしたいと考えています。
皆様も体調管理にお気をつけ下さい。

さて今回は、「経営者の役割」についてのお話です。
社労士として仕事をしていく中で、「経営者の視点」と「従業員の視点」の違いによって、意見が噛み合わない場面に遭遇する事が少なくありません。
こういった場合、どちらが正しいかというよりも、視点の相違を理解した上でバランスのとれた考え方をしていく必要があると思っています。
少し前に、ある経営者がこんな事を仰っていました。
経営者の役割は、バランサーなんだと思うんだよね。利益だけを求めてもダメだし、社会貢献ばかり考えても成り立たない。お客さんの事だけを考えるのではなく、従業員や協力会社の事も大切に考える必要がある。
従業員同士の意見だって、「特定の誰か」の意見だけ聞いていたら、不満が増えるだろうから、ちゃんと全体に耳を傾けないとね。
いろんなバランスを考えて、意思決定していくのが経営者の役割だと思う。
本当に仰るとおりですね。
立場や社会的責任が上げれば上がるほど、このバランス感覚が重要になっていきます。
バランスが崩れると、組織がうまく機能しなくなりますので、バランサーの役割はまさに組織の「要」です。
私も社労士として、この事をしっかり認識して、経営者がバランスのとれた判断ができるようにサポートしていきたいと強く思いました。

そして、経営者に限らず、あらゆる立場の人にとってバランスはとても大切だと感じました。
一方からの視点では、見えないものがたくさんあります。

「相手の気持ちに共感できない」
「自分の気持ちを分かってもらえない」
「いつも提案が受け入れてもらえない」
「会社から評価してもらえない」
「家族と意思疎通がとれない」
「家庭に居場所がない」          等々
こういう場面が多いと感じる人は、
「ものの見方」「考え方」や「時間の使い方」が
アンバランスになっていないか確認するといいかもしれません。
一面的に物事を捉えてしまっている時、その状況を理解できず納得できない事が多くなる。
そうすると、不満の多い人生になるような気がします。
逆に、多面的に物事を考えられている時は、自分と周りの両方の状況が理解できるので、
「問題が発生する」というその状況に納得できるようになります。
そして「自分の成すべき事」がわかっているので、行動しやすく良い結果を得られやすい。
だからこそ、自分自身が、自分の人生のバランサーになる必要があります。
そして、自分だけでなく、家庭内や社内、お客様との関係や、地域等のコミュニティにおいても
良きバランサーとしての役割を果たせる人間で在りたいと強く感じました。
私もまだまだ修行中ですので、これからも良きバランサーになれるよう日々精進していきたいと思っています。

アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也

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