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今回のテーマは、「間違い・過ち」についてです。
我が家では、以前このブログでも書いたように、子供向けの『論語』や『孫子の兵法』などを使って、 毎朝、子供たちと一緒に古典の一節に触れる習慣をつくっています。
先日、息子が
「過ちて改めざる、是を過ちと謂う」
この一節をスラスラと読み上げ、 「国語の教科書にも載ってたよ」と教えてくれました。
家庭で学んでいることが学校でも出てくる。 これって、なんだか嬉しいものですね。
さて、ここからが本題です。
「過ちて改めざる、是を過ちと謂う」
(あやまちてあらためざる、これをあやまちという)
まさに本質を突いた言葉だと思います。
人は誰でも間違えます。
どれだけ優れた人でも、どれだけ経験を積んだ人でも、間違いをゼロにすることはできません。
しかし、 その間違いを素直に認めて、改めていける人は、確実に成長し続けます。
一方で、 間違いを認めず、自己正当化ばかりしてしまう人は、どれだけ年齢を重ねても成長できません。
これは言葉で聞けば「当たり前」のことですが、
実際に自分が間違いを犯した場面になると、
私自身、つい言い訳をしたくなる瞬間があります(笑)
特に、子供の頃の私は「言い訳」や「自己正当化」が多く、
それによって、たくさんの成長の機会を逃してきたと反省しています。
そして、未来の私に対する自戒をこめて、この言葉に立ち返りたいと思っています。
実際のところ、多くの人は年齢や立場が上がってくるほど、
「間違いを認める」ことが、どんどん難しくなっていくように思います。
プライドが邪魔をしたり、 「自分は間違えないはずだ」という思い込みが強くなったり、
あるいは「間違いを認めたら権威が落ちる」と無意識に考えてしまうのかもしれません。
しかし、実際にはその逆です。
立場が上がるほど、 間違いを認めないことで迷惑をかける範囲が大きくなる。
リーダーが非を認めなければ、組織全体が誤った方向に進んだり、
メンバーが「間違いを隠す文化」を受け継いでしまったり、
気づいたときには取り返しがつかないほど深刻な事態になっていることもあります。
だからこそ私は、 間違いを認める勇気は、立場がある人ほど必要な力だ と強く感じます。
私自身、 「良きリーダーでありたい」と常に考えています。
そのためにも、古典に触れる時間を大切にしています。
論語のような古典は、単に知識を与えてくれるのではなく、 “心の姿勢” を整え、判断基準を磨いてくれる存在です。
間違いを認めて改めるという、 大人になるほど難しくなるこのシンプルな真理を、 これからも忘れずにいたいと思います。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございます。
この気づきが、あなた自身の「間違いとの向き合い方」を見つめ直す小さなきっかけになれば嬉しいです。
アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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