いつもアイ・スマイル社会保険労務士法人(愛知県名古屋市)のホームページ&ブログページをご覧頂きありがとうございます。社労士の江崎です。
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さて、少し前の話になりますが、
前職時代の先輩と飲みに行く機会がありました。

15年ぶりくらいの再会でしたが、本当に楽しい時間を過ごす事ができました。

その中で、当時その職場でよく使っていた「全体最適」というキーワードについての話題が出ました。

なんだか懐かしい気持ちになったと同時に、
そういえば、私も「全体最適」という言葉が好きだった事を思い出しました。

この全体最適という視点を欠いていると、各自がせっかく一生懸命に頑張っても、
その頑張りが部分最適に留まってしまい、相乗効果が得られないだけでなく、逆に成果を打ち消し合う結果になることもあります。

この話を聞けば、ほとんどの人は「それは、そうだよね。」と共感するのではないでしょうか?

でも、実際に仕事をしていく上で、結果として部分最適になっていることが多いのが現実です。

というよりも全体最適を意識していなければ、
当然に部分最適に向かうと考えるべきだと私は思っています。

だから、常に全体最適を意識する社内文化で教育してもらえたことは、とてもありがたいことだと改めて感じました。

さて、ここからが本題です。

全体最適はとても大切なことですが、短期的な視点でみれば、必ずしも全体最適が個人や部門の最適と一致するとは限りません。

このときに、「全体最適という組織の論理で、自分が犠牲になっている」
と考えてしまう人も中にいるのかもしれません。

これは、「組織の勝利」=「自分の勝利」というマインドセットができておらず、
組織全体の勝敗よりも、自分の利益を優先する気持ちが強いと、こういった気持ちが強くなると私は思っています。

チームスポーツに例えるなら、チームが負けても、自分がファインプレーをすれば満足するといった感じでしょうか。
このように考える人がたくさんいるチームであれば、当然勝つことが難しくなりますよね。

でも、現実問題としては組織全体が良くならなければ、その組織のメンバーへの分配を増やすことができません。

適切な評価ができる組織であれば、組織全体の利益に貢献できる人が評価されることになりますので、
「全体最適」=「自分にとって良いこと」という思考を持っている人のほうが、結局うまくいくのだと私は思います。

そして、組織の全体最適に最も影響を与えるのは、「リーダー選び」であると私は思っています。
この「全体最適」という視点が欠けている人は、組織のリーダーや重要な役割を担うべきではありません。

よく「組織はリーダーの器以上にならない」と言われますが、
リーダーが「全体最適」よりも、自分の利害や気分を優先する意思決定をすれば、そこで組織の成長は止まります。

そして、優秀で頭のよい人材であればあるほど、その意思決定の真意を理解できるので、優秀な人材がその組織から去ってしまい、組織の衰退を招くことにつながります。

だからこそ、人間力が重要であり人格を磨く必要があります。

私自身に当てはめて考えると、まだまだ未熟な部分が多く、もっと勉強や実践を重ねて成長しなくてはいけないと強く感じます。

自分がリーダーで在ることが、組織の全体最適であり、ひいては社会にとっても最適である。
こんな言葉を胸を張って言えるリーターを目指して日々精進してしていきたいと思います。

アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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