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さて、今回のテーマは「その場しのぎ」です。

忙しくなると、どうしても目先のことばかりに気を取られてしまいますので、
「その場しのぎ」の行動を取りたくなってしまいますよね…

でも、この「その場しのぎ」の行動が、あとから自分の首を締めるということが結構あります。

実際、仕事とか人間関係等が長続きしない人の特徴として、その場しのぎの言動や行動が多いように思います。

長期に物事を考える事ができず、適当にその場をしのいでいると、どこかで行き詰まってしまいます。

そして、行き詰まるたびに職場を変えたり、人間関係をリセットしていると、仕事や対人スキルは高まりませんし、困難を乗り越える経験ができませんので、人間としての成長ができないまま、年齢だけが上がってしまうと人生がどんどん難しくなってしまいます。

だから、「その場しのぎ」の発言や行動が多い人を見ると、その人の未来は大変だろうなって思ったりします。

さて、ここからが本題です。

とはいえ、未来のことも大切ですが、まずは「今」を凌がなくていけない場面もありますよね。

「今」を凌がなくては、未来に繋がらないわけなので、ピンチを切り抜けるために、「その場しのぎ」が必要な場面も確かにあります。

問題は、そのピンチが長く続いていると一時的な「その場しのぎ」のつもりがいつの間にか恒常的なものになってしまうということです。

その「その場しのぎ」が積み重なっていくと、修正が難しくなり結局行き詰まってしまいます。

これを防ぐためには、やはり出口戦略を描きながら、「今を凌ぐ」しかありません。
しかし、こういう場面では、対応策はなかなか見つかりません。

そんな時でも、時間を稼ぎながら活路を見出すこと。
実際、どんな場面でも活路ってありますからね。

これが大事だと思います。

テキトーな言葉や行動で、「その場しのぎ」をして追い詰められる人は論外ですが、わかっていながら、必死に「今を凌ぐ」なかで、追い詰められてしまうことがないように、
「戦略的その場しのぎ」を行っていきたいものですね。

このメリットを活かして、よりよい会社づくりを目指していきたいと思います。


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アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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