いつもアイ・スマイル社会保険労務士法人(愛知県名古屋市)のホームページブログページをご覧頂きありがとうございます。社労士の江崎です。
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さて、前回のブログに引き続き、資格勉強についてのお話です。
今回は「勉強の質」についてのお話です。

勉強のスタイルは人それぞれなので、
あくまでも一つのスタイルとして捉えて参考にしてただければと思います。

前回のブログで、1日2時間を毎日継続する事をお勧めしましたが、
人によっては、「1日2時間の勉強って、少なくないですか?」って感じる人もいるかもしれません。

たしかに、Googleで調べると多くのサイトで、社労士試験の勉強時間の目安は、年間800~1000時間と書いてありますし、勉強時間が多いほうが合格に近づく事は間違いないです。

ただ、仕事をしながら勉強時間を確保するのは難しいですし、私の場合は一日何時間も集中力をキープする事はできなかったので、5月くらいまでは毎日2時間の勉強を目標にするのが私にとってはベストだったと思っています。
(※もちろん本試験までには、択一式の3時間30分を集中してやり切るだけの、持久力を身につける必要はあります。)

人それぞれ生活パターンが異なりますので、自分の生活の中で、捻出できる勉強時間を確実にやり切る事が大切だと思います。

そして、ここで大事になってくるのが、「勉強の質」です。
「勉強の質」を高める為には、まず「学び方を学ぶ」という事が必要だと思います。

私は、勉強が得意というわけではありませんし、勉強時間も年間800時間なんて到底確保できていませんでしたが、自分に合った勉強方法を見つけ、効果的な学習はできていたと自己分析しています。

具体的な話として、11月~5月くらいの時期は、「講義」や「講義内容」や復習テキストを読むなどのインプット中心の学習をしている人が多いと思います。

まずはインプット中心の学習によって内容を理解して、その知識をベースとして後半に問題集や模擬テストなどのアウトプットを中心に切り替えていくという一般的なパターンですね。

一般的な勉強パターンなので、ここに疑問をもっていない人も多いと思いますが、
「インプット中心の勉強に、どれだけ時間を投入すべきか?」について、
しっかりと考えてみるといいと思います。

どれだけ質の高い講義だとしても、それを繰り返し聴くだけでは、テストの点数はのびません。

やはり、合格するためには問題を解く必要があります。
そして、その問題を解くためには知識を身につける必要があります。

基本的な考え方として
①まず知識を吸収し、その知識で問題を解く。
②まず問題を解き、そのために必要な知識を吸収する。

この2つの考え方は、似てるようで全然違います。

①の考え方をしていると、インプットに膨大な時間を投入することになり、
その割に問題を解く力はついていないので、直前期に慌ててその遅れを取り戻すことになります。

もちろん、講義等のインプットができていると、問題集を解くときにベースとなる知識がある分、問題が解きやすくなる効果はあります。
ただ、その為に大量の時間を使うことになります。だから年間800~1000時間くらいの時間が必要になってしまうのではないかと私は思っています。

逆に②の考え方でいくと、知識がない状態で問題を解こうとしますので、最初はわからない事だらけです。
わからない事を考えてもわからないので、答えをみつけてその回答を覚える。回答を読んでも理解できない事は、テキストやインターネット等で調べて理解する。
それでも難しいときは、わかっている人に教えてもらう。

そして、その時点で完全な理解ができていなくても、そのまま立ち止まらずにどんどん進んで行けば、周辺知識がついた時に自然と理解できるようになることも多いです。

このやり方は、前半はわからない事が多いですし、正解の文章を読み込み、自分の力で理解しようとするわけですから、面倒くさいと感じる事も多いですし、脳がつかれるので、慣れないうちはそんなに長時間勉強できなかったりすると思います。

でも、自分で考えて勉強をしている時間と、なんとなく講義を聞いたり、テキストを読んでいる時間とでは、全く「勉強の質」が違います。

だから、私は、直前期以外でも、一貫してアウトプットを勉強の中心に据える事が合格への近道だと思っています。

そして、講義などは音声のみを、ランニング中とか、食器を洗う時とか、お風呂や歯磨きをしている時などの耳が空いている時にBGMのように流しておくといいと思います。

このBGMのように流す講義音声で、わからない事を理解する事はできませんが、問題集を解きながら理解した事は、ながら学習でも頭に入ってきますので、記憶の定着に大きく役立つと思います。

アウトプットで覚えた知識を、隙間時間の講義音声で復習するようなイメージですね。

まだまだお伝えしたいことはたくさんありますが、長文になりましたので、とりあえずここまでにします。

私は勉強方法に関する本をたくさん読みましたが、
その中でも、一番のお薦めは、

『短期合格者だけが知っている!「一発合格!」勉強法』

この本です。
ずいぶん古い本ですが、試験内容ではなく、「勉強方法」や「考え方」について書かれた本なので、 ものすごく役に立つ知識が満載です。

では、試験勉強を頑張る皆さんの健闘を祈ります。

アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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