いつもアイ・スマイル社会保険労務士法人のホームページ&ブログページをご覧頂きましてありがとうございます。
社会保険労務士の江崎です。
あっという間にお正月が過ぎて、また日常生活がはじまりますね。
今年も週一ペースでブログ更新していきますので、よろしくお願いします。
さて、私にとっては今年最初のブログ投稿になります。
今回のテーマは「マインドセット」です。
以前のブログでも書きましたが、私は「習慣の力」を借りて、コツコツと努力を継続すればだいたいの事はできるようになると思っています。
「習慣は第2の天性」という言葉は、まさにその通りだと考えています。
ただ、こういった話をしていると、
「だけど、やっぱり才能がある人に敵わないよね」
と言われる事も少なくありません。
努力では乗り越えられない「才能の壁」があるという考え方ですね。
私もかつては、そのように考えていましたし、実際にそういう場面もあるとは思います。
特に学生時代の受験勉強やスポーツのように、短期決戦でルールが単純な場合は、
生まれたもった「才能」の影響が強いので、このような考え方になりやすいような気がします。
でもよく考えると人生は長期戦ですし、大人になると、学生時代の受験勉強やスポーツのように優劣の指標が明確になっている事はあまり多くなく、もっと色々な要素が組み合わさるので複雑ですよね。
人生全体で考えれば、むしろ学生時代の受験勉強やスポーツの方が特殊な状況なのに、その頃の印象が強く残ってしまっているように思います。
さてここからが本題です。
今回は、努力と才能のどちらが大切かを議論したいわけではなく、
その「考え方」が自分の人生にどのように影響するのかという事です。
このテーマについて参考になる書籍
スタンフォード大学教授のキャロル・S・ドゥエック (著)の
『マインドセット「やればできる! 」の研究』
この研究によると、
「自分の能力は才能で決まる」と考えている人よりも
「自分の能力は努力次第で伸びる」と考えている人の方が、
実際に結果を出せる人になるという事。
長期的に成功する人は、才能ではなく努力でその成果を勝ち取っているという事。
そしてこの基本となる考え方(マインドセット)は自分で選ぶ事ができる。
かなり大雑把な解説になりますが、こんな感じの内容になります。
スタンフォード大学教授の20年間の研究結果として、「やればできる。」を信じて努力する人が、実際に成果を出している事が証明されているという事実が嬉しいですよね。
この事実を認識する事で、「努力は才能に勝る」という事が「確信」に変わります。
そしてこの「確信」が努力の効果を倍増させると私は思います。
ほとんどの人は努力が大切という事を知っています。
しかし、「才能の壁」を乗り越えられないかもしれないという疑念が、努力の継続を難しくしているように思います。
そして「やればできる。」という言葉を、ほとんどの人が半信半疑で受け止めているように思います。
この本を読むと、「努力すれば成長できる」という事を確信することができます。
そして、この確信が努力を成果に結びつける鍵になると私は思っています。
薄っぺらい本ではありませんが比較的読みやすいので、興味のある方は一度読んでみることをお勧めします。
そして、この考え方を組織全体で共有できれば、本当によい組織ができると私は思います。
とても効果的な概念なので、いつかこの「マインドセット」をテーマにした研修をやりたいなと思っています。
「やればできる。」
私は、この言葉を大切にしていこうと思います。
アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎 智也