アイ・スマイル社会保険労務士法人
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社会保険労務士の江崎です。

やっぱり慣れた仕事は手際よくできますし、
いろいろ考えなくてもいいので、楽ですよね。

でも、その楽さに甘んじて、
業務改善を先延ばしにしてしまう事はありませんか?

他にも、重要だとわかっていても
なかなかやり方を変えられず
現状を維持している事も少なくないのではないでしょうか?

以前、ある経営者と打ち合わせをしていた時に
こんなことを仰っていました。


みんな(従業員)、変化を嫌がるんだよね。
それが良い変更でも、悪い変更でも、
とにかく変化を嫌がる。

極端なことを言うと
今、右に置いてあるものを
「左に置きますよ」というだけで嫌なんだよ。
これは、人間だから仕方がない。

だからこそ、なるべくみんなが変化できるように
意識しているんだよ。
変化するのが当たり前になれば、
変化への抵抗がなくなるからね。

その変更が良くても悪くても
それ以上に変化に慣れるという
効果が大きいと思う。


この考え方を社内に浸透させる為には
相当な努力が必要だと思いますが、
組織にとっても、働く人にとっても
この考え方は大切だと思います。

「人は変化を嫌がる」が前提なのですが、
変化しない組織は衰退してしまいます。

だからこそ組織のリーダーは
あえて変化する仕組みを
つくる必要があるのかもしれません。

また、従業員側の視点に立って考えても
変化に対する姿勢は重要です。

多くの人は、無意識のうちに
変化から逃げようとします。

でも、この現代社会で生きる以上
変化を避ける事はできません。

だから、変化に対して柔軟に対応できる
「自分」をつくらねばなりません。

会社がそういう環境をつくってくれる場合もありますが、
そうではない場合は
自ら変化を作り出す必要があります。

現実問題として、
変化できない人に任せられる仕事は徐々に減っていきます。
そうなると職場へ貢献度はどんどん下がってしまいますし、
仕事がつまらなくなっていく気がします。

別に大きな変化でなくてもいいと思います。
自分のできる範囲内で、
よりよい仕事ができるように、少しやり方を変えてみる。

この取り組みの積み重ねが、
変化に対する柔軟性につながるのだと思います。

もちろん自ら変化を生み出すことは簡単ではありません。

でも、変化から逃げるのではなく、
「変化できない自分」になってしまう事から
全力で逃げたほうがいいかなって思います。

私自身も日々の業務に追われる中で、
現状維持に甘んじている事が数多くありますので
変化から逃げずに、変化に挑んでいきたいと思います。

アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎 智也