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さて、漫画『キングダム』の最新刊(第77巻)が発売されました。
というわけで、今回も恒例の「キングダムに学ぶ」シリーズです。
《前回のブログ記事は、こちら!!》
⚠️ ※このブログでは『キングダム』の77巻の内容に触れています。ネタバレにならないように、これから読むご予定の方は、ぜひ読み終えてから改めてご覧ください。
物語はいよいよ、韓(かん)の王都に秦軍に攻め込む場面から始まります。
国の存亡をかけた戦い――。
しかし、強国・秦を前に勝ち目はありません。
滅亡を覚悟して戦うのか。 それとも、降伏して民を守るのか。
どちらを選んでも、痛みは避けられない局面です。
これまで国のために命を落とした者たちの想いを考えれば、戦うべきかもしれません。
でも、戦えばさらに多くの命が失われます。
民の命を最優先するなら、降伏すべきです。
しかし、降伏は、これまで先人たちが命懸けで守り抜いてきた国を、自らの手で終わらせることになります。
どちらも「正義」でありながら、どちらも「犠牲」を伴う苦しい選択です。
最終的に、韓王・王安(おうあん)は降伏を決断し、無血開城によって韓は滅亡します。
民の命を救うという意味では“勇気ある決断”。
一方で、戦わずして国を失った“気弱な王”とも評される。
そんな複雑な姿が描かれていました。
対照的なのは、かつて同じく国の危機に立たされた秦王・嬴政(えいせい)です。
彼は最後まで諦めず、自ら民衆の先頭に立ち、絶体絶命の危機を乗り越えました。
しかしその裏では、民の半分が戦死するという、重い犠牲がありました。
「民の命を守った韓王・王安」
「国の理想を貫いた秦王・嬴政」
どちらが正しいか?これには正しい答えなんてありません。
けれど、二人に共通しているのは、「決断した」ということです。
もっとも悲惨なのは、決断できない王です。
戦う覚悟も、降伏する覚悟もなく、 時間だけが過ぎ、結果としてより多くの犠牲を生んでしまいます。
これは、現代の社会でも同じです。
あらゆる組織のリーダーは、「決断できないこと」の怖さを忘れてはいけません。
キングダム77巻を読んで
「決断すること」がリーダーにとって最大の責任だということを強く感じました。
私自身も、社労士法人の後継者として、これから組織を引き継いでいく立場として、
「トップの器とは何か?」をよく考えます。
これから先も、「どちらも大切」な選択を迫られることが出てきます。
どちらを選んでも、誰かに負担がかかる。
どちらを選んでも、後悔が残る。
それでも、決断しなければ前には進めません。
だからこそ、
秦王・嬴政のように「絶対にやり切る覚悟」と、
韓王・王安のように「辞する勇気」。
この両方を持ち合わせたリーダーでありたいと感じます。
決断とは、結果に責任を負うこと。
そこには、怖さ、苦しさ、重みがあります。
だから、決断から逃げてしまうリーダーが出てくるのも、理解できなくはありません。
しかし、その重さから逃げてはいけません。
もし「決断できない」なら、リーダーを辞するべきだと、自分に言い聞かせています。
「決断しない」という選択こそ、最大のリスクになるからです。
これからも、難しい局面は何度も訪れるはずです。
だからこそ、「決断」できる自分になるために、日々精進していきます。
迷っても、悩んでも、 覚悟をもって一歩を踏み出せる人間でありたいと思います。
今回の気づきが、 あなた自身の「決断」について考えるきっかけになれば嬉しいです。
アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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