いつもアイ・スマイル社会保険労務士法人(愛知県名古屋市)のホームページ&ブログページをご覧頂きありがとうございます。社労士の江崎です。
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さて、今回のテーマは「最優先事項」についてです。
私たちの事務所では、「7つの習慣」をテーマにメンバーみんなで学びの共有をする時間をつくっています。
先日、その中の「第三の習慣:最優先事項を優先する」について話していたときのことです。
「大事なことと大事なことが重なったとき、どちらを優先するか迷うことがある」
そんな話題が出ました。
たしかに、これは難しいテーマです。
「最優先事項を優先する」
頭ではわかっていても、実際に判断するのは難しいです。
どちらも“第二の象限”(緊急ではないけれど重要なこと)にある場合、 どちらを取って、どちらを後回しにするのか。
こういう場面では、誰でも迷うと思います。
でも、そんな場面こそ、少し立ち止まって考える必要があるのかもしれません。
それは、本当に「どちらかを犠牲にするしかない」局面なのでしょうか?
たとえば、
「仕事で成果をつくること」と「家族と過ごす時間を確保すること」
どちらの時間を優先するべきか?
「睡眠時間を確保すること」と「勉強をすること」
健康と自己研鑽のどちらを優先すべきか? 等々
これらは、多くの人が悩んだことがあるテーマだと思います。
一見、どちらも大切なので、優先順位がつけにくく、
それでも、どちらかを選択しなくてはいけないように感じます。
でも、本当にその二択しかないのでしょうか? このように考えると多くの場合、違う答えが見えてきます。
もし、一日のすべてを無駄なく過ごしているのなら、 たしかにどちらかを削らざるを得ないかもしれません。
でも、現実はそうではありませんよね。
多くの場合、
「何となくスマホを見ていた時間」や
「集中できずにダラダラ過ごした時間」など、
どこかに“余白”があります。
本来なら、 「大事なことA」vs「大事なことB」ではなく、
「無駄な時間」vs「大事なこと」 で比べるべきなんですよね。
耳の痛い話ではありますが…(笑)
それなのに、 私たちはつい「どちらの大事なことを諦めるか」という方向で考えてしまう。
まるで“どちらかを犠牲にしなければ成り立たない”と思い込んでしまっています。
もしかすると、無意識のうちに、「やるべきことをやらない」言い訳をつくる方向に流されているのかもしれません。
でも本当は、 その前に削るべき「余白」にしっかりと向き合うことが大切です。
つまり、優先順位を考えるときに大切なのは、 安易に「どちらがより大事か」と考えるのでなく、
先に「どこに無駄があるか」を見直す視点も重要です。
それを見極めるだけで、 大切なことを優先できる選択肢が見えてくるのだと思います。
私自身も、
「本当に今の時間の使い方に無駄がないか?」 と、
自分に問いかけるようにしています。
優先順位を考えることは、
本質的には「自分の時間の使い方を整えること」。
そして、限られた時間の中でも、 大切なことを両立できる人は、
きっと「無駄のない人」ではなく「無駄と上手に付き合える人」なのだと思います。
その上で、「最優先事項を優先する」を真剣に考える必要があるのかもしれませんね。
一人で考えていると、どうしても視野が狭くなりがちです。
でも、会社のメンバーと一緒に学ぶことで、自分には見えていなかった視点に気がつくことができました。
一緒に学べる仲間がいるということは、本当にありがたいことですね。
今回の気づきが、 あなたの日常の中で
「本当に比べるべきものは何か」を 考えるきっかけになれば嬉しいです。
アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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