いつもアイ・スマイル社会保険労務士法人(愛知県名古屋市)のホームページ&ブログページをご覧頂きありがとうございます。社労士の江崎です。
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さて、今回のテーマは「認識のズレ」についてです。
私たちが課題に向き合い、失敗から学び修正していくためには「適切な分析」が欠かせません。
ところが、「認識のズレ」がある人は、その分析を誤ってしまい、結果としてさまざまな問題を引き起こしてしまいます。
しかし、本当の問題は「ズレがあること」そのものではありません。
本当の問題は、そのズレに気付かないこと、そして気付いても認めようとしないことにあると私は思っています。
わかりやすい例を挙げると
私は、子どものころから「色盲」なので、赤色と茶色の区別がつきにくいなど色を判別する力が弱かったりします。
しかし、幼少の頃はクレヨンやクーピーを取るときに困ったこともありますが、
大人になってから不便を感じたことはほとんどありません。
なぜかというと、自分の色の見え方が人と違うことを自覚しているからです。
心配なときには必ず誰かに確認をとりますし、 色の判別や選定が必要な役割は自分では担わず、基本的に誰かにお願いするようにしています。
だから、色の判別能力が弱くても、生活や仕事の中で困ることはほとんどありません。
逆に、この自覚がなかったり、この弱さを認めていなかったらどうでしょうか?
もし、私が茶色のことを赤と言い、「自分が正しい」と主張し続けたら、日常の中でトラブルをたくさん生んでいたと思います。
さて、ここからが本題です。
病気は、はっきりと診断されるので自覚しやすいですが、
これと同じことが仕事や日常生活で起きている場合、
自覚がないことによる弊害が起きやすいように思います
誰でも、もっとも良い方法、つまり自分が「正しい」と思う方法を選択します。
ここがポイントなのですが、
成果を出せる人は、自分の「正しい方法」と「効果のある方法」が一致しています。
だからこそ、自分の選択に自信を持ち、それを貫くことで成果をつくりあげることができます。
一方で、成果を出せない人は、自分の思う「正しい方法」と「効果のある方法」にズレがある可能性があります。
この状態では、自分を信じてその選択を貫こうとしても、うまくいきません…
とはいえ、この時点で認識のズレがあること自体は、そんなに悪いことではありません。
このズレを自覚し、修正の努力を続ける人は、いつか必ず結果を出せる可能性があります。
でも、この「認識のズレ」を自覚できない人の道は、その先とても険しいように思います。営業成績が上がらないのに自分の営業手法に固執したりする人や、人間関係がうまくいかないのに接し方を変えない人は、いつまでも同じ壁にぶつかり続けます。
これでは、いつまで経っても求める結果を手に入れることはできません。
このようにならないために、うまくいかない事実から目を逸らしたり、言い訳をしたりせず、真摯に向き合うことが大切だと私は思います。
「認識のズレ」は誰にでもあります。
しかし、そのズレを認めるかどうかで、未来は大きく変わります。
自分の認識を疑問をもち、修正する努力を続ける人は、必ず成長し、やがて成果を手に入れることができます。
私も、自分の弱みを認める勇気と謙虚さをもって、日々精進していきたいと思います。
今回の気づきが、その一歩を踏み出すための小さなヒントになれば嬉しいです。
アイ・スマイル社会保険労務士法人副代表 江崎智也
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