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さて、今回のテーマは、「見極め」です。
私たちの仕事でも人生でも、この“見極め”ができるかどうかで、その後の行動が大きく変わります。
そんなことを、先日、息子とのやりとりの中から教えられました。
私の息子は小学5年生なのですが、小学2年の頃から、私よりも遥かに将棋が強いんですよね…(笑)
先の展開を予測できるのですごいなーと思っています。
最近は将棋を指すことが、ずいぶん減っているのですが、 そんな中で久しぶりにオンライン将棋「将棋ウォーズ」で息子が対局をしていました。
タブレットを覗き込むと、息子は明らかに劣勢で、連続して王手をかけられている状態です。
そんな中で、私と息子はこんな会話をしました。
私:「これ、もう詰んでる?」
(もう、息子の負けが確定している?という意味)
息子:「えっ。僕、詰めとるの?」
(もう、息子の勝ちを確定できるのか?という意味)
この、噛み合わない会話の中で、
「いやいや…超ピンチのくせにポジティブすぎでしょ(笑)」
と私は思ったのですが、そうではありませんでした。
私は、連続して王手をかけられている息子が、「逃げ切れるのか?」を心配していたのです。
でも、息子はすでに、その”逃げ切り”は計算済み。
その後に相手をどう詰ますか?を考えていたのです。
だから、「どう逃げるか?」なんて、終わった話。
一方で、私はその後の展開を読めていないので、
「大丈夫かな…?」と、ずっと心配していたわけです。
見極めができていない私は、
「防御のために持ち駒を打ったほうがいいかも…」と
無駄な防御策を考えていましたが、
息子は「それがなくても、敵の刃は届かない」と見切っているわけです。
さて、ここからが本題です。
ここで私が気づいたのは「見極めができていないとムダな行動が増える」ということ。
これは将棋だけの話ではなくて、仕事でも全く同じだと感じました。
リスクの見極めができないと、
「念のため、念のため…」と予防策ばかりが増えていきます。
一つ一つは小さなことでも、それが積み重なれば、会社全体で
「必要のない仕事」を大量に生み出してしまいます。
本当はやらなくてもいいことをやり続けることで、本来はお客様に使うべき時間や、品質を高めるための時間がどんどん削られていきます。
それだけでなく、不要な作業がふえると、それをこなすための人員が必要になります。
そんな余計な作業のために人員を増やしていたら、いつまで経ってもメンバーの待遇を良くすることはできません。
つまり、指揮をとる立場の人間が、「見極め」を怠れば、あっという間にムダが膨らみ、本当に守るべきものが守れなくなります。
このことを私は自分自身の戒めとして強く感じました。
もちろん、すべてを完璧に見通せるわけではありません。
でも、”次の一手”をどう打つのかは、真剣に考えた人だけが判断できると私は思います。
ちゃんと考えていなければ、不要な仕事に、チームの大切な時間とエネルギーを奪われてしまいます。
だからこそ、この「見極め」を大切にしたいと改めて思いました。
「本当にこれは必要か?」
「これはお客様への貢献に繋がるか?」
このように問い続けながら、ムダな仕事を減らし、大切なことに集中できる環境を作っていきたい。
その先にこそ、メンバーの待遇も、会社の成長も、お客様の満足もあるのだと信じています。
今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
この小さな気づきが、あなたの仕事や日常に、役立つヒントになれば嬉しいです。
アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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