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さて、今回のテーマは、「想定外」についてです。
皆さんは「平均故障間隔」という言葉をご存じでしょうか?
これは、機械やシステムの世界で使われる用語で、
機械がどれくらいの間隔で故障するか、その平均値を示すものだそうです。
たしかに、機械などは壊れますので、それを前提として数値化するのは大切ですね。
この話を聞けば、その大切さを理解できる人は多いのではないでしょうか?
そして、これは機械などに限らず、私たちの人生や仕事の計画にも、同じことが言えると私は思います。
ただ、私は20代〜30代のころは、このことを理解できていませんでした。
だから、予期せぬ悪いことがあれば、
「もうダメかな…」と考えて、必要以上に不安になったり、
「なにか別の道を探したほうがいいかも…」と思ってしまったりしました。
ただ、実際には、不測の事態って「必ず起こるもの」なんですよね。
たとえば、自転車で旅をすれば、パンクして修理に時間がかかることもありますし、
天気が崩れて、進めないことだってあります。
スゴロクの「一回休み」のマスって、
本当の人生においても結構あるんですよね…(笑)
そんな時に焦ったり怒ったりしても意味がなくて、
「次のサイコロを振るまで待つ」しかありません。
だから、計画を立てるときには、最初から「トラブルが起こること」を前提にする。
「うまくいかない時間」も、計画の中に組み込んでおく。
そして、ある程度の不幸を覚悟しておくことが大切だと私は思います。
もちろん、予防できることはたくさんありますので、努力できるところは最善を尽くす必要があります。
でも、どれだけ気をつけても、防ぎきれないことも必ずあります。
それを「想定外」と思わず、ちゃんと想定内と捉えておくことが大切なんだと思います。
そしてもうひとつ。
大事なのは、「人生の平均故障間隔」を長くする努力も怠らないことだと思います。
・日々、休養とトレーニングをしっかりと組み込んで、常に心と体を整えること。
・仕事の成果など、周りとの競争ばかりに気をとられず、身近な人との人間関係を大切にすること。
・無理をしすぎず、自分のペースを大切にすること。
短期的な成果を求めていると、上記の3つが意外と難しかったりします。
だから、定期的に人生の目的を考える時間をとり、
人生は長期戦であり、そのために”今、何をするか”を考える必要があります。
それが、トラブルの頻度を減らし、故障を遅らせることにつながります。
その上で、「何か起きるのは当たり前」
そのように覚悟をしておけば、目先の出来事に振り回されなくなります。
予定がずれることもある。
うまくいかないときもある。
思ったより時間がかかっても、それは最初から想定内。
そう考えられると、不安よりも「次はどうするか?」に意識が向けられるようになります。
足止めされた時間にも、きっと意味がある。 そのように思えるようになると、どんなときでも焦る必要がなくなります。
私も、予期せぬ何かが起こることは避けられません。
でも、そのたびに、「何かおこるのは、当たり前」と思うことで、
落ち着いて向き合っていきたいなと思っています。
今回も、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この小さな気付きが、どこかであなたの力になれたら嬉しいです。
アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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