いつもアイ・スマイル社会保険労務士法人(愛知県名古屋市)のホームページ&ブログページをご覧頂きありがとうございます。社労士の江崎です。
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先日、社労士の先輩方と一緒に琵琶湖を自転車で一周するというチャレンジをしてきました。
サイクリングの経験値は低いので、しっかりと練習をして万全の準備をしていくつもりでしたが、最近は完全仕事に追われてしまい、自転車はもちろん、ランニングの時間さえ取ることができず、全く練習ができないまま、本番を迎えてしまいました。
とはいえ、私はランニングや登山が趣味なので、それなりに体力はあるつもりなので、自転車だったら大丈夫だろうとタカをくくっていたのですが、やっぱり練習不足はダメですね…
思った以上に、後半は脚が重くなり、ペダルを漕ぐのが大変でした。
なんとか完走はできましたが、事前準備の大切さをあらためて感じました。
それと、今回のサイクリングが大変だったのは練習不足もありますが、実はもう一つ大きな理由があります。
普段、自分でランニングや登山をする時は、当然ルートをしっかりと確認していますし、自分がどれくらいのスピードをで進めているかをスマートウォッチなどで確認しています。
でも、今回のサイクリングでは、琵琶湖一周ですし一緒に走る先輩たちについていけばいいので、ルートもスピードを測る機器も準備していませんでした。
だから、
自分がどれくらいのペースで走っているのか?
あと残りの距離は何kmなのか?
これが不明確なまま走っているので、
後半に疲れが溜まってくると、自分のペースがどれだけ落ちているかわからず、余計に疲れが溜まります。
そして、中間目標も立てられず「ここまで頑張ろう!!」いう短期的にモチベーションを上げることができませんので、疲労がたまるとどんどんペースが落ちてしまいました…
この調子だと、日暮れまでに帰れないので、
一緒に並走してくれている先輩に先に走ってもらい、ゆっくりした時速から少しずつ時速を上げて、今の自分が走れる時速を確認させてもらいました。
それから、ゴールまでの残りの距離を教えてもらい、その速度なら、なんとか日暮れまでに帰れる事を確認。
そして、先輩にその時速をキープして前を走ってもらい、あとはその背中に頑張ってついていくと決めました。
当然、このような助けをもらっても、私の体力が回復するわけではないし、私の脚力が強化されたわけではありません。
でも、このように先導をしてもらってからは、それまでとは全く違うペースをキープをすることができて、なんとか日が暮れる前に、琵琶湖を一周して帰ってくることができました。
ギリギリでしたけど…(笑)
もし、あのままペースメイクをしてもらわず、ガムシャラにペダルを漕いでいたら、確実に日が暮れて真っ暗の中で帰還することになっていたと思います。
さて、ここからが本題です。
今回のエピソードについて、多くの人は、意外な結果と思ったわけではなく、「まあ、そうだよな。」って思ったのではないでしょうか?
能力が同じでも「ゴールまでの距離」と「自分のスピード」などの適切な情報がわかっていたり、追いかける背中があったりすると、結果が大きく異なります。
このことを、多くの人は知っています。
でも、人生において、地図も必要な情報も持たずに、ただガムシャラにペダルを漕いでいる人ってかなり多いような気がします。
この状態だと、たとえ能力が高い人でも、人生という長い道のりの中で、少しずつ疲労感が溜まってペースが落ちてしまいます。
そして、だんだんイヤになってしますよね。
優秀な人でも、嫌々仕事をしていたり、未来に希望がもてずネガティブな思考ばかりになってしまう人が多いのは、きっとこういう事なんだろうなって思います。
実際、私も自転車を漕ぎながら、ホントにそういう心境になりました…
ガムシャラにペダルを漕いでいる時は、頑張って「気力」を高めようと努力をしていましたが、なかなかうまくいきませんでした。
気力を上げて、スピードを上げなければいけないとわかっていましたが、全然できないのですよね。
でも、「ゴールするまでに、時速何Kmで走ればいいのか?」がわかり、
さらに、「先行者についていけば、その時速をキープできる。」ということもわかっていれば、
疲れていても、それを実行するための「気力」は自然と湧いてくるのですよね。
そこに、努力は必要ありません。
このように考えると、長期的に成果を上げられる人というのは、能力の高さや精神力の強さよりも、人生の目的とそのための手法が定める為の「確信」をもっている人なのかもしれませんね。
だから、「頑張りたいのに頑張れない…」と思っている人は、自分の能力や意志力を問題視するよりも、自分の人生に真剣に向き合う事が現状打破のポイントなのかもしれませんね。
10時間以上の長距離サイクリングをしながら、そんなことを思いました。
アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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