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さて、今回のテーマは「めんどくさい」についてです。

少し前の事になりますが、ウチの事務所の人数が増えたので、机や電話などを増やす作業を行いました。

私は、「不器用」かつ「めんどくさがり屋」ので、基本的にこういう作業は好きではありません。

ただ、ウチの事務所のメンバーが増えることは、とても喜ばしいことであり、そのために発生する「面倒な作業」は、それほど面倒だとは感じませんでした。

そして、よく考えると社労士業務は、全体的に面倒な事が多いのですが、日頃あまり面倒くさいと感じていないことに気が付きました。

たとえ、同じ作業であっても、明確な目的があり自分の望むことに直結していることは「めんどくさい」とは感じませんが、どうでもいいと感じることは「めんどくさい」と感じるのですよね。

子供の頃は、明確な目標をもっておらず、嫌々何かをすることが多かったので、あらゆることを「めんどくさい」と感じており、毎日が大変だったことをはっきりと記憶しています。

さて、ここからが本題です。

誰でも、「面倒なこと」はやりたくありませんし、できるなら避けたいと思っていると思います。

それが誰かに依頼してもいいことであれば、その選択肢もありますが、自分がやらなければならない「面倒なこと」もやっぱりあります。

その「面倒なこと」を避けるために、どう逃げるか?を考える人が多いと思いますが、実は「面倒なこと」から逃げようと思っていると、「めんどくさい」と感じることが多くなるという逆効果が発生するということを意識する必要があります。

そして、何を「めんどくさい」と感じるかによって、仕事や人生の質が大きく変わるように感じます。

例えば、目的意識をもって仕事をしている人よりも、なんとなく仕事をしている人のほうが、仕事において「めんどくさい」と感じる事が多いので、重要なことなのに、なかなか手をつけられないといった状況が増えてしまうのかもしれません。

この話は、仕事だけに限定される話ではなく、人生全体においても同じことが言えますよね。

目的を持たず、なんとなく生きていると、自分の人生にとって重要なことに対しても「めんどくさい」と感じてしまうので、なかなか行動に移すことができません。

逆に、目的を明確にして生きている人は、その目的を遂げるための重要なことに対して面倒くさいと感じることがなく、どうでもいいことだけを「めんどくさい」と感じて避けるようになるので、ストレスが少なく豊かな人生になりやすいように私は思います。

目的意識をもって精力的に行動している人をみると、忙しそうで大変だと感じる人もいるかもしれませんが、実は目的がなく行動量が少ない人のほうが大変なのかもしれません。

私も、自分自身との会話を増やし、目的意識をより強くしていくことで、めんどくさいことが少ない人生にしていきたいと思います。

アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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