いつもアイ・スマイル社会保険労務士法人(愛知県名古屋市)のホームページブログページをご覧頂きありがとうございます。社労士の江崎です。
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さて、私たちの社労士業界は、6月〜7月は労働保険の年度更新と算定基礎届の提出があるため、通常の月に比べて非常に忙しく、時間管理の重要性を改めて感じます。

そんなこともあり、今回は「時間管理」をテーマで投稿します。

皆さんは、スティーブン・コヴィー博士が、7つの習慣の中で提唱している時間管理のマトリックスをご存知でしょうか?

~引用:7つの習慣~

  緊急 緊急でない
重要

【第1象限】
危機への対応
差し迫った問題
期限のある仕事

【第2象限】
予防、人間関係づくり
新しい機会を見つけること
準備や計画
心身をリラックスさせる事
重要でない 【第3象限】
飛び込みの用事、多くの電話
多くのメールや報告書
多くの会議
無意味な接待や付き合い
期限のある催し物

【第4象限】
取るに足らない仕事、雑用
暇つぶし
快楽だけを追求する遊び

大雑把な説明をすると、
多くの人は、重要性より緊急性を優先してしまいますので、第1象限→第3象限→第4象限の順に時間を使ってしまいます。

そのため、重要でありながら緊急でない事柄を後回しにすることが多く、意識的に第2象限の時間を確保すべきと言われています。

この話の中心は、「第2象限」であり、「第4象限」についてはあまり注目されていないように感じます。

ただ「第4象限」は、減らすべき時間であるのは明白ですが、実際に減らすのはなかなか難しいのではないでしょうか?

時間に追われて「忙しい、忙しい!!」と言いながらも、多くの人が第4象限に多くの時間を使っていると感じます。

そして、以前の私は完全にこのタイプでした…(笑)

特に20代の頃は、ハードワークだったので、プライベートの時間がとても少なかったのですが、その貴重なプライベートの時間を、ダラダラとテレビや雑誌を見たりして、無駄に消費する事が多かったです。

肉体的にも精神的にも、とても疲れていたのにも関わらず、無駄に夜更かしをしたりして、疲労をさらに悪化させるような生活を送っていたように思います。

まさに、仕事が終わった後は、緊急でも重要でもない第4象限の時間を過ごしている状態ですね。

この時間管理のマトリックスの話を聞けば、誰でも第4象限の時間を減らすべきだってわかりますよね?

当然、その頃の私自身も、この貴重なプライベートの時間を無駄に過ごしていることはくらいは自覚していました。

わかっているのにも関わらず、第4象限に時間をつかってしまう自分を、「ダメな人間だなぁ…」って思っていました。

当時の私は、
「毎日忙しいのに、なんでこんな無駄な事に時間をつかってしまうのだろう…」
と思っていたのですが、

実は「忙しいのに、無駄な時間をつかってしまう。」のではなく、「忙しいから、無駄な時間をつかってしまう。」という事に気づきました。

疲れが溜まっていたり、長時間にわたりストレスにさらされていると、無気力になり自制心が弱くなるので、どうでもいいことをダラダラ続けてしまったり、誘惑に負けてしまう事が多くなってしまいます。

現在の私は、第4象限に誘惑されないように、リビングからテレビは撤廃していますし、夜はリビングにも寝室にもスマホを持ち込まないように、洗面所にスマホ置き場をつくって、そこに置いておくルールにしています。

こういった仕組みのおかげで、基本的にはダラダラとスマホに時間を削られる事は少なくなりましたが、それでも、疲れている時は、このルールを守りきれず、スマホの誘惑に捕まり、ダラダラと無駄時間を、過ごすハメになったりします。

また、帰宅中は、電車の中でブログを書くようにしていますが、疲れが溜まっているときは、スマホをなんとなく見てしまい、時間を無駄にしてしまったりします。

そして、疲れているときほど、ダラダラしてしまい寝るのが遅くなったりします。

過去に比べると、第4象限に費やす時間をかなり減らしたしたつもりでしたが、このように振り返ると、まだまだ第4象限の罠に捕まっているが多いですね…

さて、ここからが本題です。

「忙しい」→「疲労・ストレスがたまる」→「無駄時間が多くなる」→「さらに時間に追われる」

この悪循環から抜け出さない限り、平穏な生活をおくる事はできませんよね。

第1象限(緊急かつ重要な事)に多くの時間をとられる生活をしていると、時間に追われてストレスが高まり、第4象限(緊急でも重要でもない)の時間に引き込まれる可能性が高くなることを自覚する必要があります。

逆に言えば、いつも「忙しい、忙しい」と時間に追われている人ほど、実は無駄な時間を過ごしている可能性が高いです。

私自身も含め、多くの人は、「私は●●だから時間がない。だから忙しくて◯◯ができない」と思っています。

実際に忙しい事は事実だと思います。

しかし、どんな人にもそれぞれの事情があり、ほとんどの現在人は忙しいわけです。
むしろ行動量が多く、たくさんの成果を出している人のほうが、「もっと忙しい」という事実を忘れてはいけないと思います。

仕事の生産性を高めたり、家事の効率アップを目指す事も大切ですし、それに対してやるべき事はたくさんあると思います。

ただし、生産性や効率の向上は、比較的難易度が高く、それがうまくできない人にとっては、努力が報われないケースも少なくありません。

だからこそ、まずは自分の生活の中に発生している無駄時間を自覚し、その時間を有効活用する努力をしたほうがいいのかもしれません。

有効活用というと少し難しく感じるかもしれませんが、単純に、「無駄なことをやめて、早く寝る」ということだけでも、悪循環から抜け出す為の大きな一歩につながります。

まずは、「自覚すること」と「簡単な事からはじめる」の2つポイントが大切だと私は思います。

アイ・スマイル社会保険労務士法人
副代表 江崎智也
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